森羅万象から学ぶ人生羅針盤「恩知らずは最大の恥」
2023.04.17
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「恩知らずは最大の恥」
中国最古の詩篇『詩経』に、「我に投ずるに桃を以ってすれば、これに報いるに李(すもも)を以ってす」があります。文字通り、人様から桃をもらったらその返礼として李を差し上げるという意味です。
つまり、受けた恩は何らかの形で恩返しするのが当たり前であるということです。自分を育ててくれた親に対する恩をはじめ、学力を身につけてくれた教師、仕事を指導してくれた上司・先輩、仕事を下さったお客様など、誰しも生まれてから今日(こんにち)まで、様々な人から恩を受けているのです。そんな人たちへの恩返しを忘れてはいけません。
そして重要なことですが、人から受けた恩は決して忘れてはいけませんが、人に与えた恩は忘れてしまうことです。もし少しでも恩返しを期待すれば、「恩着せがましい」という悪評を受けることがあるからです。
さらに、場合によっては「恩を仇で返す」という裏切りに見舞われることもあります。しかしそれでも、なぜ自分は裏切られたかを検証する必要性があります。
仮にそれが、自分のミスや愚かな言動が原因で信頼を損ねて裏切られたのであれば、猛省すべきは自分自身です。また、相手に非がある場合でも「自分に人を見る目がなかった」ということが反省材料になります。
そして、若いうちは人様から受ける恩の方が多く、それに対する恩返しをしたくても、経済的、物理的に不可能かもしれません。しかし、若いうちなら素直にありがたくその恩を受け、決して忘れることなく、自分に力が付いた時に恩返しすれば良いのです。
もし恩返しをする相手が他界してしまっていても、その恩を後に続く後輩や社会に返礼すれば、立派な恩返しになります。何よりも、恩知らずと呼ばれることは人として最大の恥と肝に銘じておきましょう。
社長ブログ新着記事
-
【人生第7ステージ随想録】~一念、岩をも通す —— 2026年、信念を「盤」として生きる~ -
【実践の中に生きる言霊】――恥じぬ生き方を貫く -
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「内面は間違いなく顔に出る」 -
【志を貫くということ】――人生第七ステージに入って思う、謙虚と精進の意味―― -
会長の生き方随想録―― 舐められない人の条件





