森羅万象から学ぶ人生羅針盤「悩みを解決する努力が成長を促す」
2025.05.30
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「悩みを解決する努力が成長を促す」
文豪・夏目漱石は、名作『吾輩は猫である』の中で、「呑気と見える人々も、心の底を叩いてみると、どこか悲しい音がする」と述べています。要するに、悩みの無い人などこの世にいないということです。その中身が人それぞれ違うだけなのです。
悩みには自分では解決できないものもあります。例えば、愛する我が子が難病に罹っているなどの場合は、名医の腕に頼るしかありません。しかし自分自身が主体の悩みであれば、心の持ちようや環境を変えることで解決できるものもあります。
若い人たちであれば異性関係の悩みの1つや2つあって当たり前でしょうが、自分に嘘をついてまでモテたいと思わなければ、それは悩みではなくなります。
健康上の問題でも、一病息災という言葉の通り、病気が1つあることで逆に健康な人よりも注意深くなり、何か異変を感じたらかかりつけのお医者さんに相談できる習慣が、新たな悩みとなるものを事前に消し去ってくれるのです。
さらに悩みや悲しみは、解決する努力を通して人の成長を促してくれます。無知であるがゆえに悩みの解消法を知らなければ、学ぶことで解決する手段を知り、悩みを消し去ることができます。
そして、お互いの心の底を叩き合うこと、つまり他人に話すだけで悩みの半分は解消されます。場合によっては「三人寄れば文殊の知恵」の如く、励まし合うことでアイデアが生まれ、同じ悩みが同時に解決できてしまうことあることを忘れないでください。
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