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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「悪口は関心の裏返し」
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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「悪口は関心の裏返し」

2021.11.08

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「悪口は関心の裏返し」
 よく雑誌で嫌いな芸能人のランキングが発表されますが、芸能人にとっては、実はこれが大きな喜びなのです。なぜなら、それだけ注目されている証拠で、確実になんらかの仕事に結びつくからです。

 さらに、もっと注目に値するのが、今まで嫌われ者だった人が、いつの間にか好感度の高い芸能人に評価されていることです。タレントの出川哲朗氏などは、まさにその典型例でしょう。

 まさに、好きと嫌いの感情は、どちらも相手に対する関心によって形作られるものです。そのため、ちょっとしたきっかけでスイッチが切り替わり、評価が一変するのです。つまり、どんな場合でも、関心を持たれる存在であり続けることが大事で、ビジネスの世界においても大いに通用することなのです。

 例えば、自分に対して批判を繰り返す人がいても、その人に対して、逆に好意的な態度を示せば、一転して良好な関係になることが往々にしてあります。悪口は関心の裏返しで、本当は仲良くなりたがっているからです。

 数年前、韓国の若者を対象にしたアンケートの結果で、嫌いな国に日本をあげる人が最も多かったのですが、同時に、興味のある国としても日本がトップになったのです。つまり、嫌いだけど気になる存在ということですが、これはまさに関心の裏返しであり、決して良好とはいえない現在の日韓関係も、改善する可能性が大いにあるのです。

 その反面、「可愛さ余って憎さ百倍」ということわざもありますので、好き嫌いという感情の取り扱いには注意が必要です。それには、関心を持たれながらも、相手には、常に良い関心を向け続けることを心掛けてください。

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