森羅万象から学ぶ人生羅針盤「情報は操作し作られるもの」
2025.11.08
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「情報は操作し作られるもの」
みなさんは、クライシスアクターという人たちをご存じでしょうか。これは報道番組のインタビューで、別の番組でありながら同じ人が何度も映っていることが根拠となっています。
クライシスアクターは、たまたまインタビューを受けた一般人になりすまし、番組が言わせたい意見を言うという役者の卵みたいな存在です。こうして情報は、操作し作られていくのです。
実は私の友人も、こうした情報操作に2回遭ったのです。1回目は、小泉純一郎政権が誕生して半年余りのころのJR新宿駅西口です。インタビュアーは、「小泉内閣の経済改革は成功していると思いますか?」と書かれたパネルを目の前に提示したのです。
それに対し友人は、「まだ発足したばかりなので結果は出ないでしょう」と答えたのです。すると目の前のパネルが「構造改革と経済改革で、小泉内閣で成功していないのはどっち?」という中身のものに変わったのです。
友人は半笑いになりながら「強いて言えばこっちかな」として経済改革と書かれた部分を指さしました。そのたった1秒間の映像が全国に流れたそうです。つまり小泉内閣の経済政策の遅れを追及することが番組の目的だったのです。
2回目は、同じくJR新宿駅南口の陸橋で、日産のカルロス・ゴーンCEOが逮捕されたときだそうです。そのときは目の前に「日本の企業トップの高額年収ベスト30」というパネルが提示され感想を聞かれたのです。
そのほとんどが外国人だったので、「外国人が多すぎるんじゃない」と友人は感想を述べました。そして帰宅し、ニュースの録画映像を見たら、なんと「日本の企業における外国人支配」という特集で、友人の映像は3秒ほど流れましたが排外主義者そのものに映ったそうです。
個人の自由意思は尊重いたしますが、できればインタビューは受けないでください。こんな手口による情報操作だと決して民意は反映されないからです。
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