森羅万象から学ぶ人生羅針盤「意欲を駆り立てる」
2022.07.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「意欲を駆り立てる」
土屋ホールディングスの創業者・土屋公三氏追悼に伴う特別投稿最後の5日目のテーマは「意欲」です。
土屋氏が開発した社員教育プログラム「3KM生涯幸福設計」(以下3KMとする)では「業績=能力×意欲の2乗×心の姿勢」という方程式を提唱しています。これは、会社における個人の業績というのは、意欲(Motivation)によって大きな影響を受けることを表しているのです。
一般に、仕事の能力というのは、経験がものを言うように、時間とともに高められていくものです。それに対して、意欲は、意欲逓減の法則によって、時間の経過に反比例して、「面倒くさい」「どうでもいい」という気持ちが生まれ、低下する傾向があるのです。
そして、意欲は、欲求や願望によって喚起されます。欲求や願望は、経済的幸福の根拠となる報酬であったり、社会的に認められるやりがいであったり、芸能人やスポーツ選手のように多くの人に注目されることであったりと、人によって様々ですので、それを的確に捉え、十分に満たすようにすれば意欲は維持できます。
そもそも、ものの順序で考えれば、意欲さえあれば自然と能力を高めようと思い、やらなければならないという心の姿勢も整うものです。いわば、意欲は能力と心の姿勢の生みの親なのです。
経営者やリーダーであれば、何よりもまず、社員や部下の意欲を駆り立てなければなりません。そして、それこそが会社全体の業績に集約されることを忘れないでください。
本日で、土屋公三氏追悼記念の特別投稿は終わりますが、3KMは極めて幅広く奥深く、お伝えしたいことがたくさんあるため、今後も本連載におきまして、折に触れながら3KMの英知をお届けしていきたいと思います。
そして、改めまして、土屋公三氏のご冥福をお祈り申し上げます。
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