森羅万象から学ぶ人生羅針盤「愛情をもってダメなものはダメと言う」
2022.05.31
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「愛情をもってダメなものはダメと言う」
会津藩では藩士の子弟を教育するグループ単位として「什(じゅう)」がありました。これは、同じエリアに住む子弟が10人前後でグループを形成していたことに由来し、そこではリーダーたる年長者の什長が中心となって、以下の7カ条の「什の掟」を毎日確認し学んでいました。
それは、①年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ ②年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ ③嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ ④卑怯な振舞をしてはなりませぬ ⑤弱い者をいぢめてはなりませぬ ⑥戸外で物を食べてはなりませぬ ⑦戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ―の7つです。
そして最後に、「ならぬことはならぬものです」と結んでいます。この結びの文言が何よりも重要なのです。なぜなら、年端もいかない子供をはじめ、道理を説明しても理解できないレベルの人間に対しては、ダメなものはダメという強制力をもって指導しないと、道を踏み外す可能性が高いからです。
しかし、ダメなものはダメという強制力をパワハラと誤解してはいけません。社員教育でも、道理を説明するだけで素直に従ってくれる人、褒めることでモチベーションアップする人、メリットを示すことで理解してくれる人だけはないのです。自我が強すぎてどんなに説明しても受け入れない人には、ダメなものはダメとして指導し、やっているうちに真理を理解してもらうようにするしかないからです。
まさに愛情の裏返しなのです。子供でも社員でも、愛情をもってダメなものはダメと言えば真意は必ず伝わります。そして世の中には、戦争をはじめダメなものはダメと言わなければならないものがあることを強く認識してください。
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