森羅万象から学ぶ人生羅針盤「憎めないは愛すべき魅力」
2022.11.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「憎めないは愛すべき魅力」
以前、憎めない人について、口は悪いのですが、根っからの悪人ではないことが滲み出てしまう人であることをご案内しました。例えば、人を批判する時でも、必ずその人に面と向かって、やった事実に対してのみズケズケ指摘しますが、決して人格を否定することはないなどの特徴があります。
そして、決して自分を偉そうにみせることなく、人を貶(けな)すときも、「お前は馬鹿だが俺も馬鹿だ」と、決して上から目線になることなく、同類の目線で悪口を言うので、聞いていて思わず笑ってしまうものです。
さらに言えば、怒りや悪口の矛先が向かうのは、いわゆる悪い奴であることが多いようです。そこで思い出されるのが、硬派の不良と呼ばれる人物です。彼らに共通して言えることは、喧嘩相手は同類の不良ばかりで、決して女の子に悪さをしたり、弱い者いじめをしたりしないことです。
その中でも、ある「伝説の不良」と呼ばれた方は、「悪い奴なら正々堂々を懲らしめることができるから合理的に喧嘩ができる」として、一人で何人もの不良をこてんぱんして、恐れられたという人物がいます。
中々面白い人ですが、ルールを守っていても、裏に回れば性格の悪さを思う存分発揮して、人の弱みに付け込むような人に比べれば、人間としてはるかにマシであるように思います。
このように、憎めないというのは、その本質が愛すべき魅力なのです。そんな魅力は自然ににじみ出てしまい、それを誰かが見ており、きちんと評価しているものです。上辺だけの善人になるよりも、憎めない人になるほうが、はるかに値打ちがあることを忘れないでください。
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