森羅万象から学ぶ人生羅針盤「成功してこそ決断」
2024.12.22
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「成功してこそ決断」
よく聞く話ですが、ある案に対して社長1人が賛成し、他の役員が反対だとした場合に、社長が強権発動して強引に自分の意見を通し成功に導くことがあります。これをあえて決断と呼びましょう。そしてこの決断ができてこそ真の企業トップと言えるのです。
なぜ敏腕企業トップに決断ができるのか。それは、他の役員と違う視点で物事を見ているからです。そしてその本質に気付き、「誰が何と言おうとこの新事業を推進する」とか、「時期尚早だ。この事業には参画しない」などの決断をするのです。
決断できるようになるには、本質を見抜く眼力だけではダメです。いわゆる勝負勘がないと、決断する度胸があってもグッドタイミングを見失う結果になります。
勝負勘というくらいですから、文字通り勘の1種ですが、その仕組みは今までに蓄えた知識や情報、経験値というすべてのデータを一瞬にして総動員し、勝利に結びつけるものです。
企業トップの中には、麻雀好きが多くいます。麻雀は、運否天賦(うんぷてんぷ)をも見極め勝負勘を養うのに良いかもしれませんが、誤解してほしくないのは、勝負勘を養うために麻雀をやれと言っているのではないのです。
いくら麻雀に強くなっても麻雀は麻雀です。やはり仕事でとことん自分を追い詰め、今まで見えなかったものが見えるようになった時こそは、決断力が身に着いた瞬間と心得てください。
そして最も重要なことは、冒頭に示したように、成功してこそ決断なのです。もし失敗すれば「だから言わんこっちゃない」と陰口をたたかれることを肝に銘じておきましょう。
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