森羅万象から学ぶ人生羅針盤「捨て身になる」
2021.03.05
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「捨て身になる」
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」ということわざがあります。全力で物事に当たっているにも拘わらず、事態が好転しないようなときは、捨て身になって行動することで、状況を打開することができるという意味です。
捨て身の行動を成功させるには、重要な点がいくつかあります。
まず、自分というものを全面に出すことです。つまり、大いに欲を出して、物事に当たるのです。
そして、当たり前の話ですが、決して手を抜かず、真剣に臨むことです。中途半端に物事を進めると、それが失敗したときに、大いなる後悔につながります。
捨て身になるといっても、やけくそになってはダメです。むしろ、ネガティブな部分は抑え、何事もポジティブに捉えて、前向きに、そして慎重に捨て身になるのです。
それには、常日頃より、自分を成長させるような良い経験を、積極的にしていくことです。その経験で得た物の考え方が、捨て身になったときに、正確に生かされるのです。
ここで重要なのが、決して神頼みなどをしないことです。
神さまは、自分の中にあるものです。その教えは、様々な助言になりますが、超自然的な力をもって、助けてくれるわけでないのです。捨て身になる代わりに、願いをかなえてくれと神頼みしても無駄で、やはり、努力を継続し、具体的に行動を起こすしかないのです。
捨て身になるといっても、必ずしも命を懸けるという意味ではないのです。
しかし、失敗すれば、大きなものを失う可能性はありますので、それは覚悟しなければなりません。
それを肝に銘じて、軽々しく捨て身になるようなことなく、人生における正念場において、覚悟を持って、捨て身になれるようにしてください。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「中小企業社員の自分力」
-
先人の知恵と現代の生き方
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「真の成績優秀者とは」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「努力して得た物にのみ価値がある」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「睡眠不足を甘く見ない」