森羅万象から学ぶ人生羅針盤「教養を身につけ感謝を実践する」
2022.04.04
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「教養を身につけ感謝を実践する」
イギリスの詩人サミュエル・ジョンソンの言葉に「感謝の念は教養の結実である。粗野な人々の間には見受けられない」があります。
そして、少し前に、「福澤心訓」の「世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です」をご案内しました。真の教養とは自分磨きの束子(たわし)であり、それを用いて人格を輝かせ、人を成長させることができるのです。
教養がないと、物事の真意を理解するための知恵が身に付かないので、何が大事で有難いことなのかを知ることができないのです。そして、粗野な人は、特に身近なものの価値に気付かず、感謝の念を抱くことはないようです。
例えば、部下や後輩の存在や、自分に対する敬った行動を当たり前のことと受け取ってしまい、相手を慮ることなく、その有り難さに気付かなければ、間違いなく人心は離れていきます。
そうならない前に、幅広い価値観を理解し、あらゆる物事は当り前にできるものではないという認識を得なければなりません。
それにはまず、自分の周りに目を向けてみましょう。そして、なぜ自分の周りに人がいるのか、なぜみんなが支えてくれるのかを知れば、その有難さは稀有なものであることに気付きます。そうすることで、自分の周りの世界はより開かれていくのです。
世界が開かれれば、良き出会いが待っています。良き出会いは良く生きている人にしか訪れないのです。それを理解し、教養を身につけ感謝の意味を知り実践すれば、良く生きることが実現できると強く認識してください。
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