森羅万象から学ぶ人生羅針盤「明日は高い確率で訪れる」
2023.02.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「明日は高い確率で訪れる」
ドイツの神学者マルティン・ルターは「たとえ明日世界が終わるとしても、私は今日、リンゴの木を植えるだろう」と述べています。「どんなに苦しくても最後まで諦めない」という決意の言葉で、著名人の言葉や格言にも、同じ意味を表したものがたくさんあります。
しかし、世の中には努力を怠る言い訳として、「例え頑張ったとしても、この瞬間に首都直下型地震や南海トラフ巨大地震が発生して、それに巻き込まれて死んでしまうかも知れない。だったらそんな不確かな未来のために努力するなんて馬鹿らしい」という人がいます。
確かにそうかもしれませんが、その一方で実際には、私たちの明日はかなり高い確率で訪れている事実は認めてほしいと思います。
そしてここで、医学者の西内啓氏が著した著書のタイトル『統計学が最強の学問である』を思い出しました。統計学の最大の特徴は、どのような理論にも一切関係することなく、算出されたデータを読み解くことで最も有益な答えを出せることです。そのため「最高」ではなく、役に立つという事実に基づいて「最強」と評価しているのです。
これを踏まえて考えれば、昨日からみた明日、つまり今日は、このように現に訪れているじゃありませんか。そして同様に高い確率で明日が訪れると統計的に予測されます。
明日、自分は100%死ぬという確信があるのなら別ですが、高い確率で訪れる明日に対して、なぜ何の努力もしないのでしょうか。せめてそんな明日に対して、申し訳ないという気持ちを持つことだけは忘れないでください。
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