森羅万象から学ぶ人生羅針盤「明確にお客様を定義する」
2024.09.05
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「明確にお客様を定義する」
私の友人で、以前不動産関連の仕事に当たっていた人物は、ちょっとくせのある見込み客様に悩まされたことが度々ありました。その最大の理由は、勤務する会社に明確にお客様を定義する基準書(躍進では「規定業務」)がないためです。
まず、しつこく値引きを要求してくる方ですが、損益分岐点を越えた段階で正式にお断りしているのです。それでもしつこく連絡してくるので、居留守を使い無視していたら、ようやく諦めてくれたと言います。
また、契約当日に平気でドタキャンする方もいたといいます。断り文句も、「甥っ子から『自分の会社から買ってくれ』と言われて断り切れなかった」という作り話を平気で言ってきます。しかし実態は最初から相見積もりをかけギリギリまで値引き交渉して天秤にかけ、平気でドタキャンしているだけだと思います。
一番困るのが、契約書に実印を押印しておきながら、翌日になって平気で「あの話、もう少し安くならない?」と言ってくる方だと言っていました。「しかしもう契約も済んでいますし」と言っても、「でも無い袖は振れないから」と、契約を白紙にして値引きしないと代金を払わないと脅かしてきたといいます。
友人はさすがに、「もし契約不履行なら“正式な手続き”に踏み切ります」と、弁護士を通じて内容証明郵便を送り、怒りの本気度を見せたといいます。
令和のようにコンプライアンスが厳しい時代でも、こうした弱い者いじめは散見します。やはりお客様を定義し、それから外れた方は、お客様と見なさないというルール作りを実行しなければならないことを肝に銘じてください。
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