森羅万象から学ぶ人生羅針盤「有効に緩急をつける」
2021.12.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「有効に緩急をつける」
集中力を継続できる時間は、おおむね45分と言われています。特に、高い集中力を発揮する場合は15分が限界とされています。そして、集中力が続く最大値は、45分の2倍の90分となるようです。
確かに、民放のテレビドラマなどは、約15分でコマーシャルが入り、視聴者の集中を一旦リセットさせています。また、小学校の1回の授業時間は45分で、大学の講義は90分単位です。
このように、集中力は、長時間は持続できないものと認識しておけば、仕事における有効な時間の使い方、リズムの付け方を実践することができます。
それを裏付けるかのように、優秀なビジネスマンは、仕事に緩急をつけるのが非常に上手いのです。ボクシングのラウンドごとのインターバルのように、適切に休んで、次の集中に備えているのです。
実働7時間の労働時間は昼休みを挟んでいますが、それ以外でずっと集中していることは不可能です。しかし、休むのも仕事のうちですが、肝心の使命責務を果たすことが先です。それをせずに、休みを優先するのは論外です。
有効に休むには、十分にリラックスするのが一番ですが、その時間も仕事に役立てたいのであれば、別な課題に向かうようにするのです。例えば、企画書や提案書を作成するとき、1章書き終えたら、頭を切り替え、情報収集のためのネット検索などをすれば、一石二鳥と言えましょう。
長い人生でも同じことが言えます。物事に一生懸命に打ち込む時期もあれば、緩やかに過ごす時もあります。しかし、緩やかな時でも無為に過ごすのではなく、「いざ鎌倉」に備えて、必ず準備、充電をしておきましょう。有効に緩急をつけることによって、仕事も人生も充実することを忘れないでください。
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