森羅万象から学ぶ人生羅針盤「未来に投資する長期的成果」
2025.03.14
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「未来に投資する長期的成果」
成果には、短期的成果と長期的成果の2種類が存在します。短期的成果は、月次、年次の目標に達しているかどうかで問われるものですが、長期的成果は、いつそれが花を咲かせるか分かりません。
ある人は、あっという間に花を咲かせるかもしれませんが、ある人は一定程度の知識や情報が蓄積されないと開花しません。またある人は、知識だけでなく他人とのコミュニケーションを重ね合わせてヒントを得て開花させるでしょう。
そんな社員に対して尻を叩くようなことはしてはダメなのです。ある日突然、ひらめきのように成果の花が咲くからです。それは個人差があり、本人にも分からないものです。しかし会社にとっては極めて重要な経営資源となり得るものです。
そんな長期的成果の最大の特長は、賞味期限が長いということです。それは経営理念の縦糸に沿った企業の本質に合致するもので、その成果がそれまで積み上げてきた信用をさらに高めてくれます。
それに対して一番困るのは短期的成果の積み重ねを長期的成果と同一視してしまうことです。この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』でも、成果は一時的な評価で、それを間断なく継続させることが信用・信頼につながると述べてきました。
しかしそれは、未来に投資する長期的成果ではないのです。ひょっとしたらどこかで不発に終わることがあるかもしれません。
未来に投資する長期的成果の視点を忘れず、その視点を連綿と受け継ぐことで企業価値は存続され、はじめていわゆる“老舗”の仲間入りができることを肝に銘じておきましょう。
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