森羅万象から学ぶ人生羅針盤「本から得られる学び」
2021.11.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「本から得られる学び」
『三国志』の「魏志」にある有名な言葉に、「読書百遍意自ずから通ず」があります。初めはむずかしくてわからない書物も、辛抱して何度も繰り返して読んでいると、おのずと理解できるようになるという意味です(ことわざを知る辞典より抜粋)。
この故事が示す通りならば、本は1回読んだだけでは、十分な理解を得ることができないという意味になります。
ならば、何回も読むことを前提として、最初からすべてを理解しようと思わずに、分かる範囲だけを吸収するような姿勢で読書に臨むべきでしょう。
それに、どんなに精読しても、読むたびに新たな発見があるといいます。つまり、集中力が持続しないことで、必ず見落としがあり、改めて読むことで、それを回収することができるのです。
それに、実際に本を紐解いても、そこに書かれていることのすべてが有効とは限らないのです。現実には、10個示されたうち、2つから3つ役立てば良い方で、場合によっては1つ見つけるのがやっとということもあります。
しかし、その1つが大きな価値を持っていれば、確実に元が取れるのです。仮に、コンビニで売っているような手軽なビジネス書を読んで、そのほとんどが役に立たない内容であっても、ひとつだけ大いなる言葉に巡り合えれば、本の代金など極めて安いものになります。
それは、ビジネス書に限らず、小説などのノンフィクションにも言えることで、本から得られる学びは、極めてコストパフォーマンスが高いのです。
そして、その発見が価値あるものならば、ビジネスは言うに及ばず、人生において大いなる指針になることをしっかり認識してください。
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