森羅万象から学ぶ人生羅針盤「本業で利益を出してこそ本物」
2025.06.02
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「本業で利益を出してこそ本物」
かつてバブル経済が華やかだったころ、どこの会社も財務部が活躍して、土地取引や株式投資などで、営業利益を上回る営業外収益をあげていました。しかし、私たちのような住宅関連業者が、そんな儲け方をしても果たして評価されるでしょうか。
大事なのは利益の中身なのです。その利益はいったい何によって生みだされたものなのか、本業が生み出したものであればよいですが、場合によっては決算書上の数字を操作して利益を生み出すことも簡単にできるのです。果たしてそれで良いのかは議論の余地があります。
重要なのは、その会社の本業が生み出した利益こそ本物の利益であると、企業トップ以下社員全員が心得ているかどうかということです。会社の規模は関係ありません。我々のような住宅関連業者は、住まう人のために誠実に励んでいるという誇りが大事なのです。
これに関して、大企業を脱サラして失敗する人の例に、大企業勤務の肩書がなくなったら誰も相手にしてくれなくなったという話があります。その営業マンは、大企業勤務時代に取引してくださったお客様が、自分自身を特別視して注文を出してくれていたわけではないことに退職して初めて気付かされるわけです。
しかし大企業の看板を捨てたのだから、むしろ初心にかえって小さいながらも本業で利益を出してこそ本物だと肝に銘じておきましょう。小賢しい決算書上の利益操作や副業みたいなことに注力すれば、それが癖になってしまい、いつまでたっても本物にはなれません。
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