森羅万象から学ぶ人生羅針盤「本気で物事に臨む」
2022.01.03
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「本気で物事に臨む」
『論語』のなかに「悪衣悪食を恥ずる者は未だ与(とも)に議するに足らず」があります。学問や人の道を志しておきながら、粗末な衣服や食事をみっともないと思い、おしゃれやグルメに関心を寄せているような人間は、語り合う価値がないという意味です。そして、そんな人からは間違いなく悪影響を受けるので、周囲の人はどんどん遠ざけるようになるのです。
もちろん、身だしなみやきちんとした食生活は大事なことですが、そういったものへの関心は必要最低限にとどめておくべきです。本来やるべきことを疎かにして、どうでもいいことばかりに目を向けていては、困難な目標・目的を達成することは不可能でしょう。
例えば、受験勉強をしなければと思っていながら、スマホをいじって、ネット検索やゲームに興じると、勉強はあとでやればいい、明日でも十分間に合うと、自分にとって都合のいい言い訳をしてしまうようになるのです。
もし本気になりたければ、断ち物をすべきです。断ち物とは、神仏に願掛けをした時に、自分の好きな食品や嗜好品もしくは薬などを絶って、禁欲により願掛けを強力にできるという民間信仰です(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋)。
もちろん、断ち物をしただけでなく、必ず自分で努力しなければなりません。しかし、断ち物をすれば、「誘惑を断ち切った」という決意表明になり、雑念を払拭して、物事に対して一心不乱に向かうことができるのです。
そんな本気の姿を周囲の人は見ており、適切に評価してくれます。本気になった経験のない人は、誰からも認めてもらえません。そのことを肝に銘じ、本気で物事に臨めば、必ず目標・目的を達成できることを忘れないでください。
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