森羅万象から学ぶ人生羅針盤「枯れていると萎びている」
2025.09.30
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「枯れていると萎びている」
枯れているとは寿命に少しずつ近づきつつある状態ですが、萎(しな)びているとは一時的に元気がない、気力が湧かない状態です。
よく混同されるようですが、私に関して言えば、確かに枯れているかもしれませんが精神的にはいつも元気満々です。「躍進5原則」に則り、自分を取り巻く家族、社員仲間、お客様、協力業者、仕入先の5つが、「360度皆happy」「自他共幸福実現」を実現するために邁進しています。
それでも歳のせいか、酷暑などで「気が乗らない」のは一時的に萎びているだけです。それにこの2つには、美しいか美しくないかという決定的な差があります。「枯山水」の枯れのように、無駄なものを省いて必要最小限の美しさは、日本独自のものだからです。
いわゆる「侘び・寂び(わび・さび)」の美意識のうち、寂びに当たるものです。侘びは元々無駄が省かれ、その中にきらりと光るものを見出す概念です。一方寂びは、時間の経過とともに必要最小限に変化したものの中に、奥深い値打ちがあるという意味です。
友人は私に対して、「若いころより良い顔になった」と言ってくれます。これはもちろん、年齢とともに顔の造作が不思議と整ったという意味ではありません。人間性が磨かれて、若いころにはなかった内面の魅力が表情に現れているという意味だと説明してくれました。
友人は決して悪い人物ではないのですが、とにかく悪口雑言の塊です。だから私に対してお世辞など言うわけはないのです。そんな人物の言葉だからこそむしろありがたい褒め言葉として受け取りました。
もし私と同年代の人を見て、きちんとしているなと思ったら枯れている状態のままで、なんとなくだらしないと思ったら萎びているだけでしょう。しかしあまりにも顔色が悪ければ病気なので心配してあげてください(笑)。
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