森羅万象から学ぶ人生羅針盤「欠点がないことが欠点」
2021.09.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「欠点がないことが欠点」
アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの言葉に「私の経験によれば、欠点のないものは取り柄もないものだ」があります。
確かに、多くの著名人や成功者を見ても、オール100点の人よりも、ほとんどが平均点、もしくはそれ以下なのに、一つだけ飛びぬけた才能を持っている人の方が成功しています。その理由には、自分の欠点を認識し、残された長所を伸ばそうと努力するからです。
これに関連して、以前、器用貧乏の弊害をご案内しました。
何をやらせても、普通以上のレベルに出来てしまう人は、現在手掛けていることが成就しなくても、他にやっていけることがたくさんあるため、一つの物事を究めようという執着心がなく、何事も中途半端に落ち着いてしまうのです。
しかし、できることが限られている人、つまり欠点だらけの人ほど、「俺にはこれしかない」と突き詰め、最終的に高いレベルにまで到達するのです。
また、欠点を欠点のまま捉える必要はないのです。これに関連して、以前、人の長所と欠点というのは、一つのことを、別な角度で見たときの評価であることをご案内しています。例えば、短気な人は、見方を変えれば、決断が速いと捉えることもできるのです。
自分の欠点を認識しても、その裏に必ず長所が存在すると信じ、また欠点を長所に転用するように心掛けることで、ポジティブな気持ちで人生を送れるのです。そして、逆説的に考えれば、欠点がないことが最大の欠点であることを強く認識してください。
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