森羅万象から学ぶ人生羅針盤「欠点を補い長所を伸ばし合う」
2021.03.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「欠点を補い長所を伸ばし合う」
比目魚(ひもくぎょ)という言葉があります。
デジタル大辞泉(小学館)によれば「一つ目の魚で、2匹並んではじめて泳ぐことができるという、中国の伝説上の魚。仲のよい夫婦のたとえ」「ヒラメやカレイのこと」と説明しています。
比目魚が、2匹並んで泳ぐのは、視界が狭いというお互いの欠点を知っているからです。それに気づいているからこそ、その視界を補い合いながら、並んで泳ぐのです。
自分の欠点を補ってくれるのは、言うまでもなく、他人です。自分に足りないものを持っており、それを活用してくれるのです。
また、自分も、相手の欠点に対して、持てる能力を発揮しながら、補わなければなりません。そうやって相互扶助することで、お互いが成長していくのです。
また、これは長所を生かす際にも、大いに言えることです。
何事においても、自分一人だけの力には限界があります。必ず、他人の力を借りなければ、長所も眠ったままになってしまいます。
それは、他人の長所を伸ばす際にも、同様です。自分の力をもってして、他人の長所に、さらに磨きをかけていくのです。
これに関連して、松下電器産業の創業者・松下幸之助氏の名言の一つに「お互いの長所欠点を良く知り合い、そして欠点を補い合う。そこから共同の仕事の発展が生まれる」があります。
お互いの欠点、長所に気が付かず、そのままにしておいたらダメです。常に相手を意識して、鋭敏な感覚で、その欠点・長所を認識できるようにしておかなければなりません。
そして、欠点を補い、長所を伸ばし合うことを実行し、限りない成長と、大いなる成功を手にしましょう。
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