森羅万象から学ぶ人生羅針盤「欠点を長所に転用する努力」
2022.11.25
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「欠点を長所に転用する努力」
これまでに「ありのままを愛する」ことの素晴らしさをご案内しましたが、誤解してほしくないのは、愛する側が相手のありのままを受け入れ、愛してあげることが素晴らしいのです。それなのに愛されようとする側が、「自分のありのままを愛せよ」と主張するのは単なる傲慢に他なりません。
これに関連して、『ヨイトマケの唄』などで知られる歌手・俳優の美輪明宏氏は、「なんの努力もしないで『ありのままの私を受け入れて』なんていう女性はムシがいい」と指摘しています。これは女性に限らず、すべてに人に言えることでしょう。
美輪氏は、例えば大根でも引き抜いて泥を落とし、皮をむいて切り、盛り付けをして供することで、それではじめて料理として受け入れられるもので、泥だらけの大根のまま出して食べろと言うのは失礼であるとしています。
確かにその通りで、前述の通り「ありのままを愛する」のは、自分勝手に決めるのではなく、受け入れてくれる相手が決めることです。そのためには、自分の欠点をできるだけ改め、長所として伸ばすことに努めるのです。そして、ありのままを受け入れてほしいのであれば、決して偽りの自分を演出することなく、その欠点を長所に転用できる努力をしましょう。
例えば、短気な傾向があれば、決断が速い能力として磨いていくのです。逆に、決断まで時間かかかるような性格であれば、あえて石橋を叩いて渡り、常に正確な判断をもたらせば慎重で思慮深い人間と評価されます。
往々にして短所の裏面が実は長所であるものです。こうした方向性で努力すれば、間違いなくありのままを評価してくれ、受け入れてもらえることを肝に銘じておきましょう。
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