森羅万象から学ぶ人生羅針盤「次善の策と外部のヒトを蓄える」
2024.02.05
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「次善の策と外部のヒトを蓄える」
スペインの作家セルバンテスは、その代名詞ともいえるほどに知られている代表作『ドン・キホーテ』の中で、「運命というものは、人をいかなる災難にあわせても、必ず一方の戸口を開けておいて、そこから救いの手を差し伸べてくれる」としています。
しかしこれは、運命というものに対してそれを自ら良い方向に変えていこうと努力を続けている人にのみ当てはまるもので、何の努力もしていなければ決して活路を見出すことはありません。
なぜかと言えば、その努力のプロセスで適切なPDCAサイクルを回しているからです。そしてこれまでにもご案内してきたとおり、C(チェック)とA(アクション)を重要視し、失敗しても発明王エジソンの言葉通り「上手くいかなかった方法」と認識して別な手立てを考え続けるのです。
このプロセスにおいて、生み出される新たな答えは必ず複数個あります。その中で、次善の策になりそうなものをストックしておくことで、初手が失敗に終わったときの救いになるのです。
それは、ヒト、モノ、カネ、知恵、情報、時間の6つの経営資源でいえば、一見知恵や情報のように思われますが、大抵はヒト、しかも外部のヒトなのです。その外部のヒトという経営資源を蓄えておくことで、新たに生み出しストック化した答えとマッチングさせることで活路が開かれます。
社内にも優秀な人はいますが、「井の中の蛙大海を知らず」になってしまうと、社外の優秀な人物に出会うことも出来なければ、救いの手を差し伸べてもらうこともありません。
このように、常に次善の策と外部のヒトという武器を蓄えることが不運を乗り切る最大の武器になることを忘れないでください。
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