森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しいチャレンジ精神」
2022.12.06
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しいチャレンジ精神」
『論語』に「君子はその言いて、その行ないに過ぐるを恥ず」があります。立派な人は、自分ができないレベルの内容を口にすることを恥ずかしく思うというものです。
もちろん、出来そうもないことをあえて「やれる」と明言して、様々に知恵を絞り努力を重ねて、遂には実現してしまうことは大いに賞賛され、自分の成長を果たすうえでも大きな意味があります。むしろ、そういう積み重ねがあるからこそ、世界的なアスリートをはじめ、各分野でも認められる人になれるのです。
しかし、自分の持つ実力やポテンシャルを冷静に踏まえることなく、どう考えて実現不可能な大ボラを吹けば、まぐれ当たりでない限り確実に失敗します。そこには、無責任さに加えて、大言壮語は極めて恥ずかしいことであるという自戒の念が欠けているのです。
もし、出来そうもないことを実現できる唯一の理由があるとすれば、それは間違いなく粉骨砕身の努力以外の何物でもありません。そんな努力を実行することもないまま大口をたたくことは、前述のように無責任であるだけでなく、大いなる自惚れに過ぎません。
そして、自分の実力やポテンシャルに合わせた目標に対し、最大限の努力をして、その結果、仮に失敗に終わったとしても、決して低い評価をされることはありません。むしろ、その正しいチャレンジ精神を大いに認めてくれるものです。
そんな正しいチャレンジ精神があれば、確実に有言実行を重ねていくことができます。そして、ビジネスの世界では間違いなく信用を獲得し、多くの人がパートナーとなってくれることを忘れないでください。
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