森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい福祉の実現のために」
2026.03.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤
「正しい福祉の実現のために」
前回の公共事業に関する投稿に関連し、今回は「福祉」というテーマについて考えてみたいと思います。福祉は非常に広範な分野ですが、その中でも代表的な「医療」と「介護」に焦点を当ててお話しします。
まず医療についてです。勤務医の給与は一般的なサラリーマンと比較すれば高い水準にあります。しかし、その過酷な労働実態を踏まえれば、決して十分な報酬とは言えず、いわゆる“ブラック”な側面があるのも事実です。
例えば、「夜勤」と「宿直」は本来まったく異なるものです。夜勤の場合は、その前後の日中勤務は通常ありません。一方で宿直は、前日の昼間に通常どおり診療を行い、そのまま病院に泊まり込み、翌日も引き続き通常勤務を行う形です。
さらに宿直中に救急搬送があれば、そのまま応急対応に当たる必要があります。結果として、連続して長時間労働となるケースも少なくありません。これは労働基準法の観点から見ても問題があるように思われますが、現場ではそれが常態化しているのが実情です。
日本では、税金や社会保険料によって多様な医療・福祉サービスが支えられています。診療報酬制度などの仕組みは整備されていますが、個々の医療機関によって勤務実態に差があるため、それを是正・補完する制度設計は今後の重要な課題と言えるでしょう。
また、私はご存じの通り障害を持つ身であり、多くのヘルパーの方々に支えられて生活しています。しかしながら、介護に従事される方々の報酬は決して高いとは言えません。
福祉の本質を考えるならば、勤務医の待遇改善はもちろんのこと、現場を支えるヘルパーの方々の処遇向上こそ、最優先で取り組むべき課題ではないでしょうか。
税金や社会保険料の議論は重要ですが、それ以上に「命を預かる人」に対して正当な報酬が支払われる社会でなければ、真に正しい福祉の実現はあり得ません。
この本質を、今一度しっかりと認識する必要があると強く感じています。
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