森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい考え方と熱意」
2022.09.01
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい考え方と熱意」
先日、私が尊敬してやまない京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者である稲盛和夫氏が8月24日に、そして旧ソビエト連邦初代大統領のミハイル・ゴルバチョフ氏が同30日に、それぞれ鬼籍に入ってしまいました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
そして、この2人を追悼する意味で、それぞれ3回に分けて、稲盛氏とゴルバチョフ氏の言葉から学んだことを特別投稿してみたいと思います。まず、今回は稲盛氏の第1回目として、「考え方と熱意」です。
稲盛氏の代名詞と言える方程式が、「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」です。これと関連して、以前土屋ホールディングスの創業者・土屋公三氏が開発した社員教育プログラム「3KM生涯幸福設計」における「業績=能力×意欲の2乗×心の姿勢」という方程式をご案内しましたが、稲盛氏は考え方と熱意を重視しました。そしてこれは、稲盛氏の実体験に基づくものです。
稲盛氏は、鹿児島県立大学(現・鹿児島大学)を卒業しましたが、就職先の同僚は、京都大学や大阪大学など旧帝大系の名門国立大卒ばかりでした。そして、そうした能力ある同僚に勝つためには、熱意をもって一心不乱に努力することであるとしたのです。
さらに、考え方はもっと重視しました。前述の方程式において、熱意と能力の配点は0から100ですが、考え方はマイナス100からプラス100までとなっています。例えば、「お金儲けのためなら何をやっても良い」というマイナスの考え方で仕事に臨めば、成果を上げるほど社会悪を招き、誰も評価してくれません。
そして、この考え方は、仕事だけでなく人生にも大いに言えることであるため、方程式のタイトルも、「人生・仕事の結果」となっているのです。何事も、正しい考え方と熱意によって達成されることを忘れないでください。
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