森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい誉め方を実践する」
2022.09.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい誉め方を実践する」
以前、太平洋戦争開戦時に連合艦隊司令長官を務めた山本五十六氏の有名な言葉である、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、誉めてやらねば、人は動かじ」をご案内し、誉めることの重要性を示しました。
しかし、誉め方を間違えると逆効果になることがあります。例えば、容姿にコンプレックスのある人に対して、ハンサムですね、綺麗ですねと言っても、馬鹿にしているように聞こえるものです。
それよりも、誉めてほしいところを誉めるのです。
まず、その人が得意としている物事を、客観的な物差しに基づいて評価しましょう。例えば、営業成績が創業以来の高い数字を維持しているとか、スポーツで国体や世界選手権に出場したとか、そういう具体的な実績を誉めるのです。
次に、本人が気付いていない長所を誉めましょう。例えば、一見豪快に見える人が、ちょっとした心遣いのある行動をとったら、「繊細な一面をお持ちなんですね」と指摘するのです。そういった点を見抜いて誉めれば、相手自身が自分の意外な一面に気付き、それに気付いてくれたことを嬉しく感じるものです。
さらに、結果以上に努力を誉めましょう。結果の中にはまぐれ当たりの成功もあり、それは本人が一番よく知っています。しかし、努力が実った成功に対して、「その努力があったればこその成功である」という誉められ方をすれば、正当に評価されたという実感を持ってもらえ、評価してくれた人物を認めてくれるものです。
社交辞令で、通り一遍の誉め方をすれば、ただのお世辞になることもあります。やはり、誉めるのであれば、正しい誉め方を実践しなければならないことを肝に銘じておきましょう。
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