森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい距離感を保つ」
2024.01.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい距離感を保つ」
賢い親というものは、子供に対して正しい距離感を保てる人です。放っておけない時には積極的に指導・支援しますが、自主性に任せるべき時にはあえて放っておき成長を促すことができるのです。
これは親だけでなく、当然企業トップや上司にも言えます。むしろ正しい距離感を保ってこそ、親であり企業トップ、上司なのではないでしょうか。
もちろん、部下の個々の資質によって対応も千差万別です。それにも拘らず、「子供じゃないんだから自分で何とかするだろう」と誰に対しても十把一絡(から)げに考えて、指導・支援が必要な相手に適切な対応をせず失敗を誘発すれば、企業トップや上司の資格はなく責任問題に発展します。
それには部下を、見て見ないふりをしながらいつもずっと見ていることです。そうして一挙手一投足を確認していると、その人の人格も垣間見られます。
例えば、本人のキャパシティを超えるような、下調べが困難な企画を依頼しても、必死で文献を当たり、専門家に問い合わせていれば、放っておきましょう。完成度は保証できませんが、確実に成長するからです。
しかし、自分の机のそばにゴミが落ちていて、それに気付きながら知らん振りする人もいます。さらに、玄関での靴の脱ぎ方などが雑だと、間違いなくお客様をご訪問した際でもマナー違反をしている可能性があります。
こうした点は絶対に放っておいてはいけません。言わなければ本人のためにならず、会社の信用問題にも発展する可能性があります。まさに部下との正しい距離感こそ絶対に保っておかなければならないと強く認識してください。
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