森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい3番目の親として活かす」
2022.07.01
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい3番目の親として活かす」
英語のジョークに「テレビは3番目の親である」があります。確かにテレビが子供に与える影響を考えれば、冗談ではなく本当に3番目の親なのかもしれません。特に、親がマナー違反をすれば、子供は何の疑問も抱くことなく真似するのと同様に、悪いテレビ番組の内容ほど面白がって真似するからです。
そして、今の時代はゲームやネットも、その影響力の大きさを考えれば3番目の親でしょう。前述のように、子供は親から悪い影響ほど受けやすいもので、例えば対戦型ゲームなどで描かれている暴力シーンに影響され、他人に対する痛みを感じなくなってしまうこともあり得るからです。
また、ネットにおける無秩序な誹謗中傷が信じられ、いじめを生み出して、最悪の場合自殺に追い込んでしまうなどの不幸もおこっています。さらに、フェイクニュースを流すことで、マインドコントロールも容易にできます。
しかしもし情報の送り手に3番目の親という自覚があるならば、その使命責務を果たし、適切な情報提供によって豊かな人格形成に役立ってほしいと思います。つまり、有益な情報を提供するだけでなく、実際に殴る蹴るをするとどうなるか、みんなが嘘をついたらどう思うかなどを、一緒に検証できるような情報も流すべきなのです。
そうした検証を繰り返していくうちに、子供には正しい価値観を身につけようという精神が育まれ、間違った言動をすれば否定されることを自然と学びます。それが成功すれば、まさにテレビやゲーム、ネットが、正しい3番目の親として認められるのです。
テレビやゲーム、ネットを子供から切り離すことは実質不可能であることを強く認識し、害悪を最大限に抑え、正しい3番目の親として活かすようにして、子供の未来を明るいものにしましょう。
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