森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しく評価される」
2021.03.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しく評価される」
老子の言葉に「信言は美ならず、美言は信ならず」があります。信頼に値する言葉は、特に飾り立てていないため、時には耳が痛いものですが、きちんとした中身があります。反対に、美辞麗句は、耳に心地よいかもしれませんが、信頼できるとは限らないのです。
そして、誰しも、他人から評価されたら、うれしいものです。
しかし、その言葉が、中立的で、絶対的に正しいものなのか、単なるお世辞や社交辞令なのかは、なかなか見分けがつかないものです。
人から愛されたいという気持ちが、強くなればなるほど、人の言葉に対して、正しい評価なのか、そうでないのかの見分けがつかなくなるものです。つまり、冷静さを欠いてしまい、物事の真実を見極められなくなってしまうのです。
そうならないためには、多くの経験、体験を重ねることが大事です。そのなかで、成功することもあれば、失敗することもあります。これを繰り返していくうちに、自分のことが、少しずつですが、わかってくるのです。
そうなると、自分を冷静に、客観的に、見つめることができ、自分に対する他人の言葉も、実際の自分に照らし合わせて、実像にあったものか、そうでないものかが、わかるのです。
同時に、他人への感謝の気持ちを明確に表すようにしましょう。そうすることで、他人は「自分に対して、こんなに誠実に接してくれるこの人を、正当に評価してあげたい」という気持ちになるのです。
その結果、得られる言葉は、お世辞や社交辞令などではなく、本当の意味で正しく評価してくれた言葉に間違いありません。
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