森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正攻法と奇襲を使い分ける」
2024.12.12
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正攻法と奇襲を使い分ける」
ビジネス、特に営業活動などでは、物事を一本調子で展開していると、もしライバル社に不穏な動きが見られた時に、柔軟性が無いため身動きが取れなくなって立ち往生するだけです。
また、社員数が増え大所帯になると、自然と相互依存が強くなるものです。「自分がやらなくても誰かがやってくれる」という依頼心が生まれるからです。
一般的には、豊かな経営資源を持つ企業が正攻法、そうでない企業が織田信長の桶狭間の戦いのような奇襲作戦で成果を勝ち取るイメージがあるように思われがちですが、一概には言えません。
会社の規模に関係なく、まずは正攻法で臨みましょう。そして状況を判断しライバル社の動きを読んでその弱点に合わせて、奇襲作戦や迂回などの方法をとるのです。
そして奇襲法の選択肢もできるだけ多く用意し、どのような時にどれを選べばよいか、常在戦場の精神を忘れないで選択してください。
奇襲作戦の最大の弱点は、情報が漏れてしまうことです。そのため常に次善の策を用意しておけば、一時ライバル会社に先を越されても別の機会で十分に挽回できます。
企業トップが経営理論にこだわりすぎると、ビジネスの現場で発生した予想しなかったことに対応できません。「多少の応用で十分だろう」などという考えでは、実戦の現場で通用しないことになります。
やはり正攻法と奇襲作戦を正しく使い分けることで企業体質が強くなることを忘れないでください。
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