森羅万象から学ぶ人生羅針盤「永続性に基づく真の利他」
2023.09.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「永続性に基づく真の利他」
仏教では、人間には108つの煩悩があると言われていますが、そのなかで、怒りと欲望と愚痴(妬み、嫉み、恨み)が、特に人間を苦しめるワースト3とされています。なぜならこれは、逃れようとしても逃れられない、人間の心に染みついた三毒だからです。
この三毒から逃れることは非常に難しいのですが、欲から離れ、何事にも誠実な姿勢で臨み、誰にでも感謝の意を表することを忘れず、自分の言動を逐一反省する習慣を身につければ、三毒を抑えることは可能です。
同時に、行動を起こす際に、それには欲望や私心がないことを、自分の心に確認してください。そうすることで利他(他人に利益となるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと〈デジタル大辞泉より抜粋〉)の心が生まれ、欲に目がくらむことなく生きることが可能となるのです。
しかしビジネスの世界では、極めて当たり前の話になりますが、利他でなければどんな商品もサービスも売れないのです。仮に、一時的な需要が起こるかもしれませんが、利他のないものに永続性はありません。
分かりやすく言えば、リピーターを生む商品やサービスには利他が含まれていると思ってください。むしろリピーターを生まない商品やサービスには、永続性に基づく真の利他はないと断言してもいいでしょう。
もし自社の商品やサービスに利他の要素がなければ、社員や信頼のおける外部スタッフの専門知識を総動員し様々に検証して、その取り扱いについて迷うことなく正しい決断をしてください。
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