森羅万象から学ぶ人生羅針盤「涙は希望の証」
2024.12.04
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「涙は希望の証」
文豪・夏目漱石は、「涙が出るくらいなら安心だ。涙が出るうちは笑うこともできるからだ」と述べています。本当に辛く苦しいと涙すら出なくなるものです。つまり、絶望しているので笑うことはおろか泣くことすらできないのです。
しかし泣けるのは、悲しい、悔しいなどの感情の発露で、それは笑うことのエネルギーにもなるからです。
『スクール☆ウォーズ』(1984年10月から1985年4月放送)というドラマにおいて、山下真司さん扮するラグビー部の監督が、109対0というあり得ない大敗を喫した部員に対し、「お前ら悔しくないのか!」と泣きながら叱りつけるシーンは有名です。
それに対し、涙を浮かべながら「悔しいです!と部員たちは叫び、その気持ちに対して、さらに気合いを入れるため、監督は部員に涙に濡れた鉄拳を振るうのです。昭和の時代だからこそ制作できたドラマだと思いますが、その翌日から部員たちは、誰に言われるまでもなく猛特訓にはげむようになるのです。
このドラマは、京都市立伏見工業高等学校ラグビー部とその監督がモデルで、様々な困難を乗り越えつつ数年で全国優勝を果たすまでを描いた名作です。悔し涙が出たからこそ、全国制覇という喜びの笑顔を生み出したことです。歌の文句ではありませんが涙は心の汗です。その汗は喜びの笑顔の肥やしとなります。
前述のように、絶望したら泣くことすらできないものです。しかし涙は希望の証であることを忘れず、悔しさ、悲しさをバネに大いに成長してください。
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