森羅万象から学ぶ人生羅針盤「演出をポジティブに楽しむ」
2022.06.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「演出をポジティブに楽しむ」
大人であれば、様々な物事の裏にある演出と、上手に付き合うテクニックを身につけているものです。しかし、ネット上の様々な投稿を閲覧すると、バラエティ番組などにおける演出を本気に受け止め、タレントの発言や行動に対し批判めいたコメントを寄せ、いたずらにストレスを溜める人たちがいます。
そもそもバラエティ番組の多くは、演者の一挙手一投足をはじめ、何もかもが計算された演出で構成されています。それならば、演出をあえてポジティブに捉え、もっと楽しんだ方が得だと思います。
例えば先日も、厳しい指導で知られる著名なマナー講師が、番組スタッフを涙ぐませ、物議をかもしたことがありました。しかし、そのマナー講師は番組の演出に応えただけなので、「あの先生、今日もコメントがキレッキレだな」「泣かせるのはちょっとわざとらしいな」などと想像すれば面白く感じられます。
また、演者がネタを考え披露しているように見える演芸番組の大喜利でも、実はその裏で放送作家がネタを考えています。それならば「あの人の言い方が面白い。他の人では無理」などと、面白く聞かせる演者の表現力を楽しむのです。
ビジネスにおいては、いわゆる社交辞令に遭遇しますが、それは自分に気を遣ってくれているという演出なのです。その心遣いだけをポジティブに受け取るものです。しかし、言葉通りに真に受けてしまうと、世間知らずのレッテルを張られ、一人前の大人として認めてくれないでしょう。
そして、もし半人前と思われたら、「この人は未熟だから、いっしょに仕事をするのは不安だ」として、ビジネスパートナーとして認めてくれなくなることもあります。演出をポジティブに楽しむ余裕を見せてこそ、一人前の大人として認められることを強く認識してください。
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