森羅万象から学ぶ人生羅針盤「無意識に連鎖している」
2022.03.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「無意識に連鎖している」
よく新規事業を思いつくとき、自分が現在手掛けていることから気付きを得るものです。なぜなら、自分の専門分野を極めようとするときは、関連分野についても、いつの間にかある程度のレベルに達しているからです。そして、それこそが次の展開のきっかけとなるのです。
例えば、アスリートにおいては、平野歩夢選手がスケートボードとスノーボード、橋本聖子選手がスピードスケートと自転車競技と、異なる競技で五輪出場を果たしています。
住宅関連産業においても同様に言えます。防水や防蟻に携わっていれば、おのずから「どうやれば、より家を長持ちさせされるだろうか。防水や防蟻以外に有効な手段はないか」と考えています。そして、耐震や外壁塗装に関する分野に関心が向き、それを突き詰めれば住宅全体を考えることに行きつき、リフォームや新築を手掛けるだけの経営資源を確保できるようになるのです。
つまり、隣の分野とは無意識に連鎖しており、まさに1つの分野に勤しむことは、同時に関連分野におけるビジネスチャンスの可能性を模索していることになります。そのため、まったく関連のない分野に進出するよりも、多角化が成功する可能性は極めて大きいのです。
それに、現在の仕事に一生懸命に取り組み、何事も無意識に連鎖していることを肝に銘じれば、確実に紹介というビジネスチャンスが生まれます。自分が手掛けている仕事が、未来の新たな仕事を生むことを決して忘れないでください。
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