森羅万象から学ぶ人生羅針盤「物の見方、考え方の変化」
2025.07.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「物の見方、考え方の変化」
以前、地位が向上するたびに、見えてくる景色に変化が現れることをご案内しました。例えて言うなら、登山をして五合目、六合目……とそれぞれに景色を眺めると、少し前に見た景色とは別物に感じるものです。これが山頂まで登頂したら、麓(ふもと)で見る景色とは別世界でしょう。
これは政治家や企業トップにも同じことが言えるのです。国会議員には色々なタイプがいますが、その1つに市議会、県議会、国会と、地方議会から駆け上がってきた議員はたくさんいます。
当然ながら、市議会議員時代は市民の利益、県議会議員時代は県民の利益さえ考えていればよいのですが、国会議員になりますと、例え選挙区の事情に相反する政策でも、国全体の利益のために働かなくてはなりません。
企業トップも同様に、その成長とともに規模や知名度が以前と比べて大きく高くなれば、お付き合いする企業もより著名な企業が増え、場合によっては海外の要人とのつながりも生まれます。
そうなると、否応なしに物の見方、考え方を変化させていかなければならないのです。身なりも大事です。海外の要人に会うのに、格安の“吊るし”のスーツを着込んでは、「この人、変り者なのか?」と誤解されてしまいます。
物の見方、考え方には、その地位に相応しい一定の物差しがあることを忘れてはいけません。そして視野を広くするだけでなく、より高い社会性を身に付け、力のある人とアライアンスを組んでより高い位置に上り、素晴らしい景色を眺めてください。
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