森羅万象から学ぶ人生羅針盤「現在の知識が未来の知識を産む」
2025.11.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「現在の知識が未来の知識を産む」
知恵は知識の応用ですが、正しい知識を多く持つことが基本です。これについて、日本有数の名門校である灘中学・高校で校長先生を務めた和田孫博氏は、「未知なる問題は今ある知識で解決しなくてはいけない。だから今勉強するのだ」と述べています。
つまり、以前ご案内した、万有引力の法則の発見などで知られる科学者ニュートンの言葉に「私が彼方を見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです」(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋)を意味するものです。
巨人の肩とは、先人が残した数々の偉業です。それが今ある知識の元になっているのです。学問はまさに、そうした積み重ねの上に成り立っており、今ある知識をもって解決し、新たな真理を積み重ねていくのです。
そして大事なことは、勉強する能力の有無です。ある著名な経済学者が私と同じ脳内出血に罹患しリハビリに励んでいる時に、「やっぱり診察してもらうなら、偏差値の高い医学部を卒業したお医者さんに限る」と明言しました。
その理由は、医学論文が日々発表され、お医者さんはそれを次から次に頭に叩き込んでいかないと、最新の医療を施すことができないからです。つまり「医師国家試験だけの医者」「医師国家試験までの医者」じゃダメなのです。
やはり「医師国家試験からの医者」であってほしいもので、同じお医者さんでも現実にはやはり偏差値の高い医学部を卒業したお医者さんが、冒頭の「未知なる問題は今ある知識で解決しなくてはいけない。だから今勉強するのだ」を実践し成果を上げているようです。
逆に偏差値の低い医学部を卒業したお医者さんであっても、他人の2倍、3倍勉強すれば良いだけです。そうした努力が未来の知識を産むことを忘れないでください。
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