森羅万象から学ぶ人生羅針盤「現実を肯定して行動する」
2022.02.24
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「現実を肯定して行動する」
今回と次回に分けて、馬鹿という言葉についてお話しさせていただきます。一般には、物を理解できない人を馬鹿と言ったり、常識が欠けている人を馬鹿と言ったりします。その反面、「仕事馬鹿」というように、物事にがむしゃらに取り組んでいる人に対する褒め言葉に使うこともあります。このように、実に幅広く奥深い意味があるので、まず初めは、悪い意味からお話いたします。
落語立川流家元で参議院議員を務めたこともある立川談志師匠は、物事の核心に迫る言葉を多く残しています。その一つに馬鹿に関する言葉があります。
談志師匠は、「現実は正解であり事実である。現状を理解、分析してみると、そこには何故そうなったかという原因がある」としています。そして、「現状を認識して把握したら処理すればよいのである。その行動を起こせない奴を馬鹿と言う」と喝破しています。
つまり、談志師匠は、状況判断ができず、できても行動しない人間を馬鹿と言っているのです。時代や世の中のせいにしても仕方ないからです。そして、状況判断のスタートとなるのは現実であり、それが示すものは、明らかに正解なのです。そして、その正解というのは、善悪や個人の好き嫌いという問題とは次元が違うのです。
そんな正解である現実は、自分自身が作り出したものなのです。その現実を肯定してこそ、正しい理解、分析、原因追究、認識、把握、処理という流れが構築できるのです。それを踏まえて行動してこそ、現状突破ができることを肝に銘じ努力していきましょう。
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