森羅万象から学ぶ人生羅針盤「現役に勝る健康者なし」
2022.02.22
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「現役に勝る健康者なし」
ケンタッキー・フライド・チキンの創業者カーネル・サンダース氏(本名ハーランド・デーヴィッド・サンダース)の言葉に、「人間は働き過ぎてだめになるより、休み過ぎて錆びつき、だめになることの方がずっと多い」があります。
サンダース氏が、現在のフランチャイズ方式によってケンタッキー・フライド・チキンを成功させたときは、60歳を超えていました。まさに、壮年になるまで事業に携わってきたビジネス人生に基づく言葉なのです。
休み過ぎてだめにある顕著な例は、定年後に仕事を一切しなくなったことが原因で発症する認知症かもしれません。確かに認知症にならない人は、いつまでも年相応に仕事を続けています。以前は毎日仕事をしていても、定年後は非常勤の形で、週の内で数日を仕事に当て現役で頑張っています。
もちろん、趣味に勤しんで脳を活性化させ、認知症対策をしている人もいらっしゃいますが、やはり仕事に勝るものはないのです。なぜなら報酬を得られる喜びがあり、その裏付けとなる責任を果たすための緊張感の維持が、心身を錆びつかせないからです。
少し前に、TDKの社長・会長を務めた素野福次郎氏の「企業は道場」という言葉をご案内しました。休み過ぎることは、まさに道場での稽古をサボることであり、どんどん自分が錆びついていくのは当り前なのです。
もちろん、働き過ぎて過労死することもありますので、適切に休むことは必要ですが、やはり現役に勝る健康者なしです。これを踏まえ、忙しさの中に充実感を持って仕事を続け、心身の健康維持を実現しましょう。
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