森羅万象から学ぶ人生羅針盤「甘い気持ちで目的達成に臨まない」
2022.07.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「甘い気持ちで目的達成に臨まない」
多くのビジネスマンが支持している言葉の一つに「散歩のついでに富士山に登った人はいない」があります。当たり前の話ですが、散歩は気分転換にするもので、富士山登頂は艱難辛苦(かんなんしんく)の末に成し遂げるものです。
さらに、散歩と富士登山の最大の差は、準備の必要性の有る無しです。散歩なら軽装で、足元もサンダル履き程度で十分です。しかし、富士山登頂には、本格的な装備と優れた登山技術が要求されます。誰にでもできるわけでないのです。
あらゆる大きな目的を達成するには、必要な計画や準備を逆算して考え、課題をすべてクリアしなければなりません。例えば起業を考えている場合、会社を維持発展させるという目的のために必要事項を逆算して実行するのです。
まず、入ってくるお金は不安定ですが、出ていくお金ははっきりしていることから逆算を開始します。それを踏まえ、順調なキャッシュフローを維持するために、営業活動からの収益に加えて、金融機関からの借り入れのための担保確保と返済計画を確実なものにします。そのうえで、租税公課や従業員給与、家賃、協力業者や仕入れ先への支払いを実行します。この逆算ができない人は、まさに散歩レベルの経営者で、富士山登頂レベルの経営などは不可能だと思います。
ビジネスも大学受験も、目的があるから必要な準備の逆算ができるのです。散歩するような気持ちのままなら目的意識は芽生えず、当然必要な準備をしようとは思わないでしょう。どのような目的達成にも、決して甘い気持ちで臨むことのないよう肝に銘じておきましょう。
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