森羅万象から学ぶ人生羅針盤「生きているからこそ夢が見られる」

2022.12.30

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「生きているからこそ夢が見られる」
　夢を叶えたいと思っている人はたくさんいますが、まず生きていられるからこそ、夢が叶えられることを忘れてはいけません。

　では、夢を叶えるために生きるとはどういうことなのでしょうか。それには、健康であり素質があるなど、様々な要素が挙げられます。しかし、健康でもなく素質もない人は、生きていても夢が叶えられないのでしょうか。そんなことは決してありません。

　私に関して言えば、これまでに何回もご案内しておりますように、2012年11月に脳内出血を起こし、2014年12月には肝臓癌が発見されました。

そして、脳内出血の後遺症で障がい者になってしまいましたが、いつも夢を見ています。なぜなら、このように生きており、毎日現役の経営者としてビジネスに臨み、将来の夢を見ながら日々を過ごしているからです。

　これもまさに、生きているから可能なのです。もし私が大病でこの世を去っていたら、それですべてが無になってしまいます。無になるということは、一切何もできず、生前に思いを巡らすことすらできないのです。百歩譲って幽霊になって、自分の死んだ姿や悲しんでいる遺族を見ても、何もすることはできません。

　しかし、私はこうして生きています。そして生きているから、躍進の将来をはじめ、左腕は動かないものの、「右腕だけでできるゴルフをやろう」などという趣味の夢を実現するために努力しているのです。

　まさに、生きているからこそ夢が見られることを強く認識すれば、1秒たりともムダにすることなく、生かされていることへの感謝に応えるべく全身全霊で努力しましょう。