森羅万象から学ぶ人生羅針盤「病気を遠ざける努力」

2023.01.31

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「病気を遠ざける努力」
　ある女性漫画家が、アルコール依存症が原因で亡くなったご主人について述べた際に、「世の中の人の多くは、アルコール依存症は本人の甘えによるもので、根性で治すものだと誤解している人が多い」と指摘し、アルコール依存症は、医学的・科学的に対処すべきもので、精神論で解決の道を語らないでほしいと指摘していました。

　これに関連して、これまで様々な精神疾患について、その症状がだるさや軽い痛みなどであれば、昭和の時代などでは「我儘病」と診断され、気持ちが緩んでいるダメ社員の烙印を押されていたのです。

　しかし、医学の発達とともに、病気として認知される精神疾患が増えたことは事実です。社会構造やコミュニケーションの複雑化によって、そうした環境に精神的について行くことができず、心の病を抱える人は少なくないからです。

例えば、不安や緊張緩和のために、ジアゼパムという薬を服用している人が多くいると聞いていますが、こうした薬には副作用が多く、最初は少量で効果を発揮していたものの、いつの間にか服用量が増えてしまい、一生付き合っていかざるを得ない状況になるようです。

　私は医師ではないので専門的知識はありませんが、一般人でも持ち得るだけの可能な知識をもって、医学的・科学的に病気を遠ざける最低限の努力だけは、常日頃より実施していますし、社員にも励行させています。

なぜなら、健康な状態であれば、仕事に対して期待や挑戦ができますし、それは間違いなく報酬に反映され、会社・社員双方の幸せの実現になるからです。

　プライベートな部分に関する健康上の悩みでも、会社として関与してよい範囲であれば積極的に協力しなければなりません。ぜひ全社一丸となって、病気を遠ざける努力に邁進していきましょう。

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「病気を遠ざける努力」

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