森羅万象から学ぶ人生羅針盤「直感で迷いをなくす」
2022.05.30
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「直感で迷いをなくす」
香港の俳優ブルース・リー主演の『燃えよドラゴン』の中の名セリフに「Don’t think! feel(考えるな!感じろ)」があります。この作品の大ヒットと共に、流行語にもなった名セリフですが、直感の有効性を示した代表的な言葉なのです。
以前、直感とは、「それまで蓄えてきた様々な情報・データ・知識などを一瞬にしてまとめ整理し内部分析して出した答え」であることをご案内しました。そして、刑事ドラマなどで描かれるベテランの刑事の長年の勘も直感の1つで、決して論理性がないのではなく、むしろ信じるに値する脳の作用であることもご説明しています。
直感力を身につけるには、一朝一夕でできるものではありませんが、ただぼんやり日常を過ごしているだけではダメです。直感力を磨くためには、物の考え方にちょっとした工夫が必要です。
まず、常に集中していましょう。集中とは直感の元となるデータの収集と分析と判断を同時に行っている状態で、それを習慣づけることでデータをいかに活用すべきかの実践がなされるのです。
また、答えを出すまでの時間に制約を設け、スピード感を重視するようにします。時間によって追い詰められることで、頭の中の演算処理が刺激され、より答えを出力するまでの速度がどんどんアップしていくのです。
そして、物事の全体像を捉えるようにします。そうすれば全体から得られるデータがどのように関連しているのかを知ることができ、偏った判断を防いでくれるのです。
直感の有効性の中で最も優れているのは、無駄な迷いをなくしてくれるところです。もちろん、慎重に熟慮して臨まなければならない物事はたくさんありますが、瞬時の判断を要求される場面では迷いは禁物です。そこでは優れた直感力こそが必要不可欠であることを忘れないでください。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「言葉を失うような出来栄え」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「成功してこそ決断」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「やましい心根の人とは距離を置く」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人間としての真の値打ち」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「夢は前だけにある」