森羅万象から学ぶ人生羅針盤「睡眠不足を甘く見ない」
2025.02.20
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「睡眠不足を甘く見ない」
私の友人は慢性的な睡眠不足で、よく寝落ちをするそうです。寝落ちと言うと聞こえは良いですが、別な言い方をすればただ単に気絶しているのです。
以前浴槽に浸かりながら寝落ちし、朝の5時、6時に奥様に発見されたことがあったため、それ以来どんなに寒くてもシャワーだけで入浴を済ませているとのこと。
それだけではありません。自由業なので自宅で仕事をし、昼間に寝落ちして起きた時に12時間勘違いし、夕方の5時なのに「おはようございます」とLINEで挨拶をもらったことが2回ほどあります。友人は完全な睡眠不足を通り越して、睡眠負債が溜まって債務超過になっているのでしょう。
以前、この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』で、古代ギリシャの哲学者プルタルコスの、「眠りは、神からの唯一の無償の授かり物である」という言葉をご案内しました。それほどに睡眠は重要なのです。
それにも拘らず、友人は睡眠負債を貯め込んでいます。睡眠負債は、日々の睡眠不足が文字通り借金のように膨らんでいる状態で、場合によっては大病の原因になるのです。
私は大学受験をしていませんが、昭和期の受験生のなかでは、「四当五落(よんとうごらく)」という言葉が一般化していました。睡眠時間が4時間だと合格しますが、5時間も寝ると不合格になるという意味です。
しかし、睡眠することで記憶は脳に定着しますので、ショートスリーパー(睡眠時間が6時間未満で十分な人)体質ならいざ知らず、万人に通用する考えではないのです。
睡眠不足を甘く見てはいけません。そんな大事な睡眠時間を削ってまでやらなければならないことなど、仕事でも勉強でも存在しないことを肝に銘じておきましょう。
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