森羅万象から学ぶ人生羅針盤「知と愛は興味でつながる」
2025.06.29
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「知と愛は興味でつながる」
哲学者・西田幾多郎氏の言葉に、「知と愛は同一の精神作用である。それで物を知るにはこれを愛せねばならず、物を愛するにはこれを知らねばならぬ」があります。
知と愛がもし同じ精神作用ならば、その間に興味という概念がなければ2つの言葉の橋渡しはできません。
例えば自分の子供です。これを少しでも理解してやろうと興味を持ったら、惜しみなく愛が必要です。
そんな愛する子供を早く一人前にして自立させるために、専門的な教育を施します。勉学という知的教育だけでなく、礼儀に代表される徳育、丈夫で健康的な体と養う体育などに加えて、世の中で幸せに生きていく具体的な知を与えるのです。
知と愛の2つは、ビジネスシーンにおいても、部下や後輩の指導において同じことが言えるのです。
「こうすればもっと成果が挙がるのに」と思っていても、部下や後輩に興味がなければ愛情が湧いてこず、モチベーションは低いままでしょう。
また、「こいつを一人前に育ててやろう」と愛情を注いでも、具体的な指導方法を知らなければ何もしてやれません。こんなことでは社業の発展など夢のまた夢です。
知と愛が興味でつながれば、人を愛してこそ必要な知識を蓄え、また蓄えた知識は他人への愛情を裏付けるために使うでしょう。それはビジネスシーンに限らず、人間社会の幸福実現に直結することを忘れないでください。
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