森羅万象から学ぶ人生羅針盤「知能と感情のバランスを確保する」
2023.07.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「知能と感情のバランスを確保する」
 よく「精神年齢が低い」という言葉を耳にします。これは、実年齢に相応しい肉体や知能を有していながらも、感情面は成長せず未熟なままであることに対する批判なのです。
ネタバレになるのを避けるため、「ある名作」としておきますが、その作品では知的障害のある成年の主人公がIQを上げる脳外科手術を受け、その結果たった数か月で約70であったIQが185までに上昇するのです。
しかし、年齢に相応しい感情のコントロールが未発達のままで、そのギャップがもたらす人間関係の摩擦によって、様々に苦しむことになります。
さらに、主人公の知能は徐々に退行していき元のIQに戻るのですが、もし知能と同様に、心の知能指数といわれるEQ(Emotional Intelligence Quotient)も同時にアップしていたのであれば、IQをあげる「実験」は失敗していたとしても、周囲との軋轢に苦しむことはなかったのではないかということです。
ここで冒頭の「精神年齢が低い」に戻りますが、いくら頭が良くても、他人を思いやりながらそれを適切にコントロールできるレベルのEQが伴わなければ、どんな人でも、どんな場合でも社会生活は困難でしょう。
ましてやビジネスシーンでは、知能と感情のバランスを確保しなければ、一人前と見なされません。しなくてもよい人間関係上の失敗に見舞われますので、知能と同時に感情も成長させることを忘れないでください。
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