森羅万象から学ぶ人生羅針盤「確固たる根拠の夢を見る」
2022.08.05
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「確固たる根拠の夢を見る」
夢という言葉について、人それぞれにその意味や捉え方が違うようです。辞書的には、睡眠中にみる視覚像を別にすれば、将来実現させたいと思っている事柄や、現実から離れた空想や楽しい考えとなっております(デジタル大辞泉より抜粋・要約)。
しかし、「夢は叶えられるものではなく、憧れとして見るもの。理想は実現する最も高い到達点にあり、努力次第で必ず実現できるもの」という括りに置く人がいます。
これに対して、『ヨイトマケの唄』などで知られる歌手・俳優の美輪明宏氏は「冷静になってから手にした(抱いた)夢は、単なる夢ではなく、理想に変わります。そして、理想を掲げて着々と生活していけば、やがて理想は現実のものとなります。きちんと自分というものをわきまえてから抱いた夢は、いつか必ず実現するのです」と述べています。
「冷静になって抱く夢」とは、確固たる根拠に基づいてみた夢なのです。確固たる根拠とは、ビジネスで言えば、テクノロジーの裏付けをはじめ、お客さまの需要、金融機関からの融資などを含めた予算の確保、社員や協力業者などの人間関係の構築などが体系的、戦略的に絡み合って作り出される条件なのです。
この条件が整えばもう夢ではなく、実現可能な理想に変化した瞬間です。そして「着々と生活する」というのは、理想実現のためにやるべきことを粛々とやることです。そして、「きちんと自分というものをわきまえる」のは、自分が出来る範囲の最大限の努力をすることです。
このように、確固たる根拠に基づいた夢であれば、実現する可能性は大きいことを忘れないでください。
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