森羅万象から学ぶ人生羅針盤「礼儀は信頼を生む第一歩」
2022.07.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「礼儀は信頼を生む第一歩」
中国の古典『礼記』(らいき)に「およそ人の人たる所以(ゆえん)は礼義なり。礼儀の始めは、容体を正し、顔色(がんしょく)を斉(ととの)え、辞令を順にするに在り」があります。容体とは外見や所作、顔色とは表情、辞令は言葉遣いですが、礼儀というものを最も分かりやすい言葉に置き換えるならば「相手が不快に思えるすべてのことをしない」となるでしょう。
まず、不快に思われない外見や所作ですが、自宅の中であればだらしない姿勢や服装も認められますが、一歩外に出ればビジネスシーンは言うに及ばず、例えプライベートでも十分に気を付けなければなりません。いつどこで誰が見ているか分からないからです。
特に冠婚葬祭などでは、そのTPOに応じてメイクや服装を整えるのは常識です。突飛な身なりは、本人にしてみれば個性の発露のつもりでも、周囲が不快に思えば認められません。やはりTPOを考えた装いをすべきです。
次に表情ですが、ビジネスシーンでは、決して腑抜けた顔やニヤけた顔は一瞬たりともすべきではありません。特に責任者という立場にあるものは、常に自信と包容力に溢れた温かい表情でいるべきです。
さらに言葉遣いですが、正しい挨拶や敬語を励行するだけでなく、慇懃無礼にならないようにしなければなりません。美辞麗句に囚われ、実際には相手の気持ちに沿っていないことが伝われば、かえって不快にさせるものです。
まさに礼儀は信頼を生む第一歩なのです。モラルを順守しマナーを守ったうえで礼儀を尽くせば、間違いなく誰もが一目置いてくれることを忘れないでください。
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