森羅万象から学ぶ人生羅針盤「祈りというお勤めの本質」
2024.01.04
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「祈りというお勤めの本質」
まだ松の内(一般に1月7日まで)なので、各地の神社仏閣には初詣の参拝客で溢れていますが、おそらくその大半は普段から信心深い日常を過ごしているような人ではなく、お正月のイベントの1つとして参拝しているのでしょう。
逆に信心に熱心すぎる人がいます。熱心なのは決して悪いことではありません。なぜなら神様は自分の中に存在していると信じている人が多いため、そんな内面にいる神様に誓いを立てることは、自分との約束を守り目標達成の決意表明に他ならないからです。
しかし、物事には程度問題があります。神信心の目的は、前述の通り自分を鼓舞するものなので、それにかける時間は最低限に留めなければなりません。私も毎日早朝よりお勤めをしていますが、その時間は決まっています。祈祷師のようにいつまでも時間を費やしているわけではないのです。
儀式にばかり時間を取られることなく、それ以外の時間を実務に充てることが本文なのです。特に業務に必要なことを学ぶ勉強の時間を確保してください。
東大法学部を主席で卒業し、財務官僚を経て弁護士やコメンテーターとして活躍している山口真由氏は、東大に合格するため1日14時間勉強していたといいます。これに対して、1日14時間神様にお祈りしている人で、東大に合格した人を私は知りません。
もちろん、宗教の是非を議論しているのではなく、実務に充てる時間を1秒でも多くとることが、その決意表明たる祈りというお勤めの本質であると理解し、本末転倒を避けるようにして、ぜひ目標達成してください。
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