森羅万象から学ぶ人生羅針盤「科学と宗教は車の両輪」
2025.05.02
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「科学と宗教は車の両輪」
少し前に、20世紀最大の物理学者アインシュタインが示す神の有り様をご案内しました。アインシュタインは、なぜ地球に引力があるのか、太陽の周りを公転しているのかなどを考えた時、「何がそうさせているのか」とも考え、そうさせている仕組み自体、つまり自然が神の正体であると言っているのです。
要するに、頭に丸い蛍光灯のようなものを光らせているおじいさんのように、擬人化された神様は否定しますが、引力や公転を示す自然の力こそが神様であると言うのです。
そういう意味でアインシュタインは無神論者ではなく、むしろ宗教の役割の重要性を認識していたのです。それが「宗教無き科学は跛行者(はこうしゃ)であり、科学無き宗教は盲人である」という言葉に表れています。
跛行者とは足を引きずってまっすぐ歩けない人です。つまり宗教心のないまま科学を発展させれば、本来歩むべき道から外れて、兵器をはじめとした非人道的な物の製造に利用されてしまうという警告でもあったのです。
そして、「科学無き宗教は盲人である」は、不思議な現象のすべてを神の仕業に決めつけ、その嘘を見破ることができない無知な人を指しています。まさにカルト宗教に代表されるインチキ集団に騙される人そのままです。
正しい宗教心を持って科学の役立て方を理解し、人に害悪をもたらす嘘を見破りながら、人としての正道を歩んでこそ社会全体の幸福が実現するのです。まさに科学と宗教は車の両輪と言っても過言ではないでしょう。
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