森羅万象から学ぶ人生羅針盤「積極的に心の底をたたく」
2023.07.15
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「積極的に心の底をたたく」
文豪・夏目漱石は、「のんきに見える人々も、心の底をたたいてみると、どこか悲しい音がする」と述べています。悲しい音とは言うまでもなく悩みの種です。
確かにこの世に悩みの無い人などいません。悩みの種類が違うだけで、それぞれに悩みを抱えているものです。むしろ周囲を見回しても、明るく陽気に振る舞っている人ほど、実は大きな悩みを抱えているのを隠すために、強がっていることが多いのです。
そんな悩みに先回りして寄り添うことが思いやりであり、コミュニケーションの基本です。のんきに見える人でも、ふとした拍子に深刻な表情をしたり、苦しい胸の内を吐露したりすることがありますので、それに気付いて適切にケアすることが大事です。
まずは話を聴くことです。それにより悩みの半分は解決できると言われています。なぜなら、所詮悩みを解決するのは自分自身で、話を聞いてあげることで心のモヤモヤがすっきりし、やる気が漲(みなぎ)るからです。
そして、自分の持っている知識や経験を開陳して解決の一助にしてもらうのです。さらに、健康面の悩みであればそれに相応しい専門医を、法的トラブルであればその分野に実績のある弁護士などを紹介するなど、実践的な寄り添い方はたくさんあります。
積極的に心の底をたたけば、相手も自分の心のドアをノックしてくれます。そうすることで、人とのつながりが強固になって広がっていくことを強く認識してください。
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